ノーコードカオスマップ2020

  • 2020年12月31日
  • 2021年2月16日
  • コラム

昨今様々なノーコードアプリが注目を集めるようになっています。国内でもノーコードで開発されたアプリの売却事例や、ノーコードツールを開発・運営する企業が複数登場し、多くのメディアで取り上げられるようになりました。

とは言え、数多くのノーコード開発ツールが乱立する中、どのツールからチェックすればよいのか分からない!という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回はノーコードツールを開発・運営する企業の全体像をつかむべくノーコードカオスマップ2020を公開いたします。すべてを網羅しているわけではありませんが、まずは抑えておきたいノーコードツールをまとめましたので参考にしていただけますと幸いです。

 

こちらがノーコードカオスマップになります。

※なお、今回カオスマップを作成するにあたってのノーコードの定義ですが、あくまでも「コードを一行も書くことなく特定の目的のためのサービスを作成できる」ものをノーコードツールとして選定しております。

ノーコードカオスマップ2020

順番に見ていきましょう。

 

エンタープライズ・業務内使用型

こちらは企業が社内業務で利用するシステムの開発において利用されることを念頭に置いたノーコードツールです。ゆえに、to B製品が中心であり、一般ユーザーも利用することは可能であるものの、使用可能なシチュエーションは限定されるといってよいでしょう。

国内の代表的なツールに、サイボウズ社の「kintone」、GrapeCity社の「Forguncy(フォーガンシー)」などがあります。海外の代表的なツールに、Microsoft社の「PowerApps」、Amazonの「Honeycode」、金融機関向けのノーコードツールソリューションを展開する「EasySend」などがあります。

EasySendは「金融機関向けノーコードツールEasySend,Intelなどから17億円を調達」の記事でも言及されているように、約17億円の調達に成功するなど、海外のエンタープライズ向けノーコードツールとしては存在感を示しており、国内では損保ジャパンが導入を発表しています。

 

フルスタックWeb開発型

Webアプリケーションの作成を、デバイス問わず(PC/スマホ)行うことができるツールです。

「ノーコードツールでアプリ開発」と言われるとき、一般にはこのエリアを指すことが多い、いわばノーコードツールの代表的なカテゴリです。

このタイプのノーコードツールでは、よく使われる(=開発する機会が多い)アプリをテンプレートとして準備しています。テンプレートとしては、チャットツールやTODOリスト、デリバリーアプリなどがデフォルトで準備されていることが多いです。「【ノーコード入門】ノーコード開発ツールAdaloの使い方『無料でフードデリバリーサービスを作ってみよう』」の記事でも説明されているように、ユーザーは、これらテンプレートを活用することで、細かい設計ができなくとも本格的なアプリを開発することができるようになります。

 

海外の代表的なツールに、元祖ノーコードツールとして知られる「bubble」や、「glide」「Airtable」といったスプレッドシートをデータベースとして取り込める表計算データベース使用型などが存在します。

また、「Adalo」「AppSheet」のように、スマホのネイティブアプリを作成できるマルチタイプも存在します。

 

ネイティブスマホアプリ開発型

スマートフォンのアプリを作成し、また、支払いを済ませることでアプリストアへの自動リリースも可能なノーコードツールです。

一般にアプリストアへのリリースには時間がかかったり、経験が必要な場面が多くあります。ゆえに、ネイティブスマホアプリの開発を初心者が行うことは難しいとされていました。しかし、これらの製品を使えば、多少なりとも効率的に進めることができるようになるでしょう。

海外製品としては、Webアプリケーションの開発もできる「Adalo」「AppSheet」が有名です。日本国内では、「アプスタ」「Buildy」、また先日上場して話題になった「yappli」などが存在します。また、弊社では、のClickも目下開発中(現在βテスト期間中)です。

機能連携型ツール

様々なシステムのコネクタとなる、インテグレーションツールで、「iPaaS(integration Platform as a Service)」としても知られています。

近年クラウド型のSaaSを利活用する企業が増加しているため、インテグレーションツールであるiPaaSの重要性も増してきています。ソフトウェア間をAPIで連携するiPaaSを活用することで、各社は、画面のアップデートといった頻繁に発生する仕様変更・アップデートにスムーズに対応できるようになります。

 

海外製品としては、iPaaS製品の代表例として知られ、様々なツールと連携し自分だけのワークフローを構築できる「Zapier」、国内では「Anyflow」などが知られています。

 

用途特化型ツール

上記のような汎用的にユースケースのアプリが作成できるもの以外に、特定の目的のためのアプリを作ることのみに用途を絞ったノーコードツールも存在します。

「チャットツール」「採用/転職サイト」「フォーム/アンケート作成」など様々な用途特化型ツールがありますが、利用者が多い、「ECサイト」と「Webサイト・LP(ランディングページ)」を見ていきましょう。

ECサイト

海外の代表的なツールに、「Shopify」が、国内では利用者No.1の「BASE」やshopifyとの連携も可能な「Appify」などが存在します。

 

Webサイト・LP

簡単なWebサイトやLPを立ち上げることができます。「WordPress」や「Wix」が有名ですが、日本発の製品としては「ペライチ」も利用者が多いことで知られています。

 

おわりに

いかがでしょうか。ノーコードカオスマップを通して、ノーコード業界の全体像の理解が深まれば幸いです。

 

ノーコードジャパンでは、今後もノーコード業界やツールへの理解を深めるコンテンツを発信していきます。

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